人を好きになるのに理由はないというけれど、やっぱり気になる。
ドラマの中では詳しく描かれていないけれど、いくつか気になる台詞から勝手に想像してみる。
シホンは、外交的で誰とでも仲良くなれる
人気者。弱い者をイジメたり馬鹿にするやつには容赦しない、優しい人間だ。
だから、インギュと親友になったんだろうし、ミンジュとの間を取り持とうとした。
成績も良いし、IMF危機で親の仕事が左前になったようだけれど、元々は裕福そうだ。
一見、なんの悩みもない様に見える。
けれど、心の内に淋しさ、満たされなさを抱えているんではないかなと言う気がしてならない。
「子どもの頃は夢なんてなかった。」と言うし、ミンジュ(ジュニ)が切ない眼差しで見詰めたり、涙を浮かべていると気になって仕方がない。
制服のネクタイを緩めていることも多いし、ボタンをかけず前をはだけていることも多い。
家族関係は詳しく描かれていないけれども、どうやらひとり息子らしい。
手先が器用で、絵も上手だし、工作も“プロ並み”に上手い。
本当は、芸術の道を目指したいのに、ひとり息子として、親の期待が分かっているから、
心の内をさらけ出せる人がいなかったんじゃないんだろうか?
インギュは優しいけれど、正論を吐きそうだしね。
(お父さんをがっかりさせちゃダメだよ、とか)
ところが、ミンジュ(ジュニ)と出逢って、女の子でもハキハキと論理的に物を考え、自分の意見も言うし、物怖じしない。
かと思えば、涙ぐんだり切ない眼差しをしたり、心に傷を持っているようにも見える。
ジュニといると、見えない足枷から逃れて、自由に心のままに生きられる、夢を持って良い、そんな希望が持てたんじゃないんだろうか?
生き生きと、自分らしく堂々と生きている
ジュニだからこそ、好きになったのではないのかな?そんな風に思う。
早く来て 雨に濡れても 耀いて
弾ける笑顔の 君が好きだ
閉じていた 心開いて くれた人
もう誤魔化さない 吾の気持
笑ってろ 涙なんか 浮かべるな
何をしてても 思い出すから