優緋の部屋

日々の出来事、想うこと、信心について、二次小説、短歌などあれこれ

君が好きだ

眼差しが 吾を捉えて 離さない

 なぜに切ない その目で吾を見る

 

濡れちゃうと 手かざし走り 振り返る

 早くお出でと 吾を呼ぶ君

 

手招きで 早くと促す 振り返る

 君の笑顔が 雨にきらめく

 

あぁ君が 好きなんだ 嘘ついて

 自分の心を もう誤魔化さない

 

 🍀🍀🍀

 

写生大会の日

ナム・シホンは、インギュといるミンジュ

(ジュニ)を避けるようにして過ごします。

 

芝の上に大の字に寝て、「考えるな、もう考えるな」と

ジュニへの想いを振り払おうとする、シホン。

 

ベンチにいるところをミンジュ(ジュニ)に見つけられ、

「何も書いてないんでしょ。提出できなくても知らないよ。」と言われ

「芝生に寝転んでたでしょ。髪の毛が草だらけだよ。」

と取ってもらっている時、目が合い見つめ合う。

 

その時急に雨が降り出す。

「大変、絵が濡れちゃう。」と駆け出すミンジュ(ジュニ)。

手をかざして雨を避けながら、

振り向いて早くお出でと手招きをする。

 

その笑顔が雨の雫で濡れて耀いている。

 

駆けていく姿

はじける笑顔

手招きする君

 

そんなミンジュ(ジュニ)を見て、

抑えていた気持ちが弾けていくのを感じるシホン。

 

あぁ、君が好きだ。

もう、自分にもインギュにも

ジュニにも嘘はつかない、と

シホンの笑顔が語る。

 

とても、印象的な場面でした。