優緋の部屋

日々の出来事、想うこと、信心について、二次小説、短歌などあれこれ

いじめ、自殺、長の一念

✨ 私は“この件”について詳しい情報を追っていません。

あくまでも、私の考え方、一般論として

お読み下さい。

 

 🍀🍀🍀

 

私は、今は韓国ドラマ『いつかの君に』に

はまっていて、記事もそれに関することが

ほとんどですが、宝塚OGの七海ひろきさん

(かいちゃん)のファンです。

 

ただ、現在は病気療養中&金欠なので、

かいちゃんの情報も余り見ないように心掛けてます。

(だって、見たら、観たくなる、欲しくなるでしょ。)

 

私は、宝塚ファンだったことが、

かつて2回あります。

1度目は、第1次ベルばらブームの頃。

花組榛名由梨さんのファンでした。

でも、当時中学2年生だったのと、

その当時、東京では毎月公演ではなかったので、

舞台を観たのは3回ほどです。

 

当時は、まだ一般家庭にビデオは普及してないですし、宝塚からも公演のビデオは発売されてなく、LPレコードが出るくらいでした。

 

中3になり、受験で忙しくなると、宝塚を追っている余裕はなく、結局1年ほどのファンで、それから長いブランクがありました。

 

2度目は、2019年の夏の終わり、偶然YouTubeで『ポーの一族』の制作発表会の

動画を見ました。

 

元々私は高校生の時から『ポーの一族』の

ファンでした。

エドガーがいる!」

その動画だけで、明日海りおさんのファンになりました。

 

ところが、相手役の仙名彩世さんは既に退団しており、明日海さんも11/24に退団がもう決定しているという😭

 

私は、スカイステージを契約し、

過去作を録画しまくりました。

(もちろん、ほとんど見ました。)

楽天テレビの「宝塚オンデマンド」も契約し、スカイステージで観られない対談なども見まくりました。

 

2019年9~11月は、どっぷり明日海りおさんに浸ってました。

11/24には、なんとか頑張ってライブビューイングを観に行きました。

 

でも、明日海さんの退団後の活動には

余り興味が湧かず、明日海さんと仙名彩世さんのコンビが好きだったので、おふたりの

いない宝塚はそれほど追いかける気にもならず、結局3か月ほどのファンで終わりました。

 

1度目も2度目も、観劇するだけでなく、

本などもかなり読みましたので、ファン歴は短くとも、どういう組織か歴史があるのかなど、知識はそれなりにありました。

 

明日海さんのファンの頃、“96期問題”の事も知りました。詳しくは調べませんでしたけど。

 

宝塚に限らず、どんな組織にも多かれ少なかれ、問題はあると思います。

 

私は、信心をしていますが、信心の組織でさえ、いざこざや嫉妬、合わない人というのはいます。

組織の在り方や運営に問題が生じることもあります。

皆、凡夫ですし、仏道修業中ですから。

 

正直、ムッとすることや腹の立つこともあります。

でも、そんな欠点だらけの人間だとしても

妙法の当体(=仏)ですから、その人を恨んだり憎んだりしてはダメなんです。

 

私たちは、全ての事に意味がある(偶然はない)と、“嫌な人に出会ったら、

「自分を変えるチャンス」と感謝する”、と

考えます。

 

もちろん、凡夫ですから、一度はムッとしたり、落ち込んだりはするわけですが、

「いやいや、そうじゃない。意味がある。

感謝、感謝。」と気持ちを切り替えるのです。

 

それと、何があっても、いじめはダメです。

いじめる方が100%悪い。

誰もが妙法の当体だからです。

それと、自分を守らない、自分が我慢すれば良いと自分を大事にしないのも、同じ事で

ダメなんです。もちろん、自殺もダメ。

なんの解決にもならないだけでなく、

自分を殺すことは、仏を殺すことで、それは大きな罪ですから。

 

亡くなった方は、こんなにこじれる前に辞めることは出来なかったのでしょうか?

 

私が七海ひろきさんのファンになったのは、

退団後で(2度目のファンになった時既に退団してた)、ドラマを見たのがきっかけでした。

 

でも、明日海さんと七海ひろきさんは、89期の同期で、同期の中でも仲の良い間柄だったようで、七海さんの舞台は見てませんでしたが、スカイステージの同期トークの番組や

明日海さんとのトーク番組で見ていて、

凄く同期に愛されてる人なんだなと、知ってはいました。

 

七海さんは、今回問題が噴出している宙組に配属され、長く在籍してました。

その後、星組に組替えになって退団したのですが、宙組愛がとてもあり、組替えになった時はかなりショックだったそうです。

 

宙組には同期もたくさんいて、

首席入団の凪七瑠海さんも宙組でした。

 

同期トークの中で(若い女の子がたくさんいると揉めたりケンカすることもあって)

「『皆でひとりづつ、いいところと直して欲しいところを話し合おう』って、やったことあったよね。泣きながらさ。青春だよね~。」

なんていう話がありました。

 

また、その頃(七海さんが宙組時代)初舞台生を引き受けることも結構あって、大変だけど、皆一生懸命でかわいいと。

何年か経って、舞台を観ると可愛かった子が大人になったなと思うと。そんな話も。

 

つまり、ある時期まで宙組は、(新しい組だけに)成長しようと、物を言うことも出来たし、

初舞台生を任されるような、愛情と情熱がある組だったはずなのです。

上級生は下級生を可愛がり、育て、下級生は上級生を慕い、学ぶという宝塚らしい組だったはずなのです。

 

もちろん、どの組にもどの時代にも、足を引っ張る人や意地悪な人はいたでしょう。

 

でも、“学級崩壊”“宙組は解散するしかない”

と言われるほど酷い状態とは…

 

七海ひろきさんが育ち愛していた組だけに、

残念でなりません。

 

しかし、私は宝塚が大きく変わるチャンスとも思っています。

今の状態はとても“大変”な状態なのでしょう。

“96期問題”をうやむやにしたツケが出ているのかもしれません。

 

私たち(信心してる人は)「“大変”な時は、大きく変われる時」と読みます。

変われるかどうかは、ひとりにかかっています。

 

「長の一念」

一番上に立つひとりの人が「変えるんだ」と決意して行動すれば、組織は変わります。

 

ひとりが立ち上がれば、それに続く人が出て来ます。変わることに抵抗する人がいても、

周りに協力してくれる人が集まってきます。

 

今回の事件の詳細は知りたいとも思いませんが、トップ(理事長?)と親会社の責任です。

上に立つ人が、自分たちの利益ばかり考える、見て見ぬ振り、責任逃れ、生徒を大切にしない、そういう体質だったからです。

 

今回、責任ある立場の人たちの意識が変わらなければ、早晩宝塚歌劇団は潰れてしまうことでしょう。

 

そうならないことを望んでいます。

かつてファンだった者として、ファンではなくても、いつもなんとなく気にしているものとして。

そして、なにより“夢の場所”と生涯をかけて

タカラジェンヌになりたいと日々努力している若い女の子の目標を奪わないで欲しいと思います。

 

私の卒業した小学校は、都心の子どもの減少で廃校になりました。

訪れることはなくても、母校が無くなったのは、少しショックでした。

 

七海ひろきさんの原点である宝塚歌劇団と、

宝塚音楽学校がなくなりませんようにと願っています。

 

追記 

今回の事件の捜査の結果、「いじめや過剰な指導はなかった。個人的な悩みが原因だった」との結論に、もしなったとしても、劇団上層部は責任を逃れることは出来ないと思います。

 

あれだけの人数の“生徒”を抱えている劇団が、メンタルケアを個人任せにするなんて、

企業として失格でしょう。

ましてや、未婚の女性のみの劇団なのに。

 

管理職の怠慢と言われても仕方がないと思います。