優緋の部屋

日々の出来事、想うこと、信心について、二次小説、短歌などあれこれ

「世界広布」 とは

2023.11.22 聖教新聞より抜粋

 

🌸 負けてはいけない

 

✨ 「世界広布」
1960年(同35年)10月2日
池田先生は羽田の東京国際空港から
初の平和旅に出発した 

渡航がまだ珍しい時代。
海外の会員数もわずか。
日本の同志は、いよいよ海外でも
折伏弘教の旋風が巻き起こる
そう考えた友もいたに違いない。

 

✨ しかし先生が重視したのは、
「話を聞く」こと。
アメリカ、カナダ、ブラジル
9都市を巡る中で友に強調したのは、
あなたが幸福になることが大切だ
あなた自身が信仰を貫くことこそ
大切なのだ」と訴え続けた。

 

✨  平和旅は、
「布教に努めよう」
「会員数を増やそう」ではない。
生きる希望を失った友
現実の課題と格闘する同志の心に
“勇気の灯”を点じることから始まった。

✨ ハワイ・ホノルルでの座談会
「日本に帰りたい」と言った若い女性へ
仏法の「宿命転換」の法理を通して
真心の励ましを
「毎日、辛かったでしょう。
でも、あなたには御本尊がある。
信心というのは

生き抜く力なんです
あなたが幸せになることは、
ハワイの全日本人女性を
蘇生させていくことになる。
だから、

悲しみ負けてはいけません」

 

サンフランシスコにも同様の女性たちが。
先生は話に耳を傾け、
「市民権を取得し、良き市民に」
「自動車の運転免許を取る」
「英語のマスター」
三つの指針を示し
渾身の励ましを送った。

 

✨ 遠くに理想を求めるのではない。
現実社会に根を張り、
今いる場所で
信頼と幸福をつかむ生き方を
と望んだ。

 

 

🌸 「あなた」が大切

 

✨ ブラジルの座談会
農業移民の壮年
「不作で借金を抱え、どうすればいいか」
先生は「肥料に問題は?」
「土壌と品種との関係は?」と
「仏法というのは、

最高の道理なんです。
信心の強盛さは、
人一倍、研究し、工夫し、
努力する姿となって
表れなければなりません」
仏法者の在り方を懇切丁寧に伝えた。

 

「それは、およそ世界の平和とはほど遠い、微細なことのように思えるかもしれない。
しかし、平和の原点は、
どこまでも人間にある。
一人ひとりの人間の

蘇生と歓喜なくして、
真実の平和はない」
(小説『新・人間革命』第1巻)

 

✨ 「政治体制に左右されてはならない
東西冷戦下、海外の同志に
メッセージを繰り返し発信し続けた。
「資本主義も行き詰まっている。
社会主義も行き詰まっております。
しかし、私どもは、
それぞれの体制をうんぬんしよう
というのではない。
どんな体制の社会であろうが、
そこに厳として存在する
一人一人の人間に光を当てることから、
私たち仏法者の運動は始まります
(1981年(同56年)
SGIの存在理由を東西分断のドイツで。)