優緋の部屋

日々の出来事、想うこと、信心について、二次小説、短歌などあれこれ

「ヤなことなんか、 蹴飛ばしゃいいんだ」〈ブラボーわが人生 信仰体験〉 抜粋

〈ブラボーわが人生 信仰体験〉
第127回  抜粋


98歳 庶民の都・荒川育ち


🌸「ヤなことなんか、
蹴飛ばしゃいいんだ」

 

✨「私は名もないおばあさん」
岩井ヨシさん(98)
からっとしていて、上品ぶらない
お世辞もない。
生きてるってことがうれしい。
皆さんのおかげで98歳、健康だもん。

 

✨ 自分の感じてることを話すのは、
生きてる証拠
生まれは秋田の保戸野
4歳で母親が亡くなった
おばあさんが、
私と兄を育ててくれた

 

✨ 上京は15歳
無線の仕事。
恵比寿駅の近くの会社

 

✨ 荒川の長屋
玄関開けると5畳間
家族5人。
壁は板1枚、筒抜け
主人が酒飲んでは手をあげる
子どもが泣く
隣人が見かねて、
信心の話を根気よくしてくれた
昭和35年(1960年)3月

 

✨ 決め手は娘
暗い子で、お友達ができない
日が落ちても
長屋の狭い道で砂をいじってた
「家に入りたくないよお」  

 

✨ この信心で結果出すしかない。  
勤行すると、
長屋の人が窓越しに耳当てて笑う
笑われても関係ない。
地区の人の中に
生きがい」を見つけたから
信心やめようとは思わなかった。  
娘が近所の子たちと
ママゴトしてるの見た時
御本尊様にお礼を言った

 

✨ ある冬
台東体育館(当時)での会合
着いたら場内がいっぱい
入れない人は舞台に上げられた
池田先生の真後ろ
緊張した。
先生のお話。
全身全霊とはあのこと
前の人は1ミリも聞きもらさないぞという顔
その顔に、
池田先生のお顔が反射してた
震えた。  
すごいな!  
創価学会ってすごいな!   
あそこで命固めたから、
揺るぎなく、
何くそを通せた
帰りに先輩が「最高ね」
最高…そんな言葉、
人生で使ったことなかった

 

✨ 年をとったことは、
マイナスじゃない
「今までつらい目にもあったけど、
全部ひっくるめて満足だ」と言える
年寄りの使命と思う

 

✨ 主人は酒を飲んでは体壊す
生命保険の外交員
健康器具の店で働いた
生活はギリギリいっぱい。
祈る以外ない
日蓮がたましいをすみにそめながして
かきて候ぞ、信じさせ給え」
(新1633・全1124)  

 

✨ 御本尊様に誓うということは、
自分自身に誓うこと。
前進あるのみ。
ヤなことなんか、
蹴飛ばしゃいいんだ

 

✨ 命は、はかない。
何のために生まれてきたのか。  
何のためにここにいるのか。  
役目があって、命をもらった
人間の究極のことを考えるべき。

 

✨ 勉強して、深く追究したときに、
1人でも2人でも折伏するぞ
「この信心は一つずつ革命できるんだよ。
私が証拠だよ」と語り切らないと 


✨ 育ててくれたおばあさんの足の裏
まっ黒だった。  
硬そうで、冷たそうで。  
子ども心に
おばあさん孝行しなきゃ
98歳になっても
そういう気持ちは胸にある
だから腹に力入れて、
広宣流布のために
1ミリでも2ミリでも勝つ

 

✨ 「何のために」
生きて現在ここにいることが
最高の幸せ
信心はすごい
池田先生はすごい

 

✨ 長女・由美子さん
双子の姉妹を産んだ。
2人とも脳性まひだった。  
「歩くことは難しい」  
医師に言われた

 

✨ 「幸せになるから大丈夫」
「人のことを一生懸命に考えたり、
何かしてあげたり、
その気持ちが蓄積されたものが、
由美子に全部戻ってくるよ」  
「思う存分、学会活動しといで。
留守番しとくから」  
帰ってくると、
トランプなんかをして笑い合う声
双子の姉妹は優しく育った。

 

✨ 6年後、由美子さんは長男を授かる
家のことと学会活動でてんてこ舞いに
家族を励ますためにも、
まずは自分が朗らかでいなくては。
目に映らぬところで
歯を食いしばったヨシさん。  

 


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