この時期は創立 75 周年を超え、
創立 80 年に向かう 5 年間に当たる。
この期間の位置付けは、
数箇所の指導で言及されている。
いずれも
「百年にも匹敵する重要な時期(主旨)」
として指導されている
(2005.12.08, 2006.01.02, 2006.07.11)
この期間は「黄金の五年間」
と語られたこともあり
(随筆・人間世紀の光 3 2006.7.11)、
次の数十年から 100 年を意識されての
指導であると考えられる。
更に、三代会長の精神を根幹にした創価学会が、
現世代と次の世代を超えて、
更なる「万代」に栄えるために
必要なことを残されていると思われる。
具体的には、
一つの節目としての「創立 80 周年」に向かう 5 年間に、
「創価学会」を
「万代に勝ち栄える創価学会」
「永遠の創価学会」とするべく、
現世代・次世代を指導・薫陶し、
その指導を永遠に継承させることで
「万代に崩れぬ創価学会」を
構築されようとされたと考える。
(2004.09.29, 2004.12.03, 2006.01.06, 2006.04.13, 2006.5.10,2006.12.22)
つまり、三代会長以降の創価学会に、
進むべき方途を示し、
厳守すべき遺訓を残していかれている。
また「万代にわたる創価の盤石な礎を、三代で築き上げること」は、
池田先生にとっての
「戸田先生との誓願の成就」である(2006.5.10)。
このため、この期間には
学会の
《進むべき方向性》
《あるべき姿》
《厳密な未来予測》
《想定される危険性》
《衰退・破壊を回避する術》などの視点で
厳しい指導が残されている。
この期間の「本部幹部会・青年部幹部会」等の
一般会員・活動家に向けた指導は当然の事、
「各部および方面の代表者会議・協議会」
「研修会」等の指導も、聖教新聞に掲載され、
一般会員が研鑽できるようになっていた。
そこで語られた指導内容は、
「創価学会の永続化」のためであり、
極めて重要な指導である。
当然、 会場での厳しい口調の指導・スピーチは
紙面では平易な表現に変えられてはいるが、
紙面に残された内容からでも
その主旨は十分に把握できる。
故に、この期間の指導を学ばずして、
創価学会の舵取りなど出来るはずはないと
断言できる。
逆に、これらの指導に基づかない勝手な打ち出しは、
おかしな幹部にとって都合の良い内容に作り変えられ、
本来の学会で行なうべきではないものに
変質している可能性もある。
故に、もしも学ばなければ騙されてしまう。
また、つくべき人を間違えてはいけない。
このことに関しては次のように指導されている。
「読むべき本を読み、学ぶべき人から学ばなければならない(2008.09.30)」
「万事、つくべき人を間違えてはいけない(2006.12.22)」
「つくべき人を誤ってはならない(2008.01.29)」
先生は
「私は80歳を過ぎた今こそ、
戸田先生の真髄、
牧口先生の真髄、
仏法の真髄を語り残したい」
と語られた(2009.02.11)
2006 年から2010 年までの先生の指導は、
万代の全ての青年に向けた指導でもある。
今こそ、青年部に研鑽を呼びかけたい。
《永遠に勝ち栄える創価学会を築く》 ため、
《永遠に広宣流布の大道を開いていく》 ため、
やがて公けの場に出られなくなる事も視野に入れ、
数年間かけて
遺言とも言うべき指導を残していかれた。
それが「2006 年から 2010 年の指導」
であると考えられる。